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実績・政策

焼却灰溶融施設を契約解除に追い込む

私は「ムダ遣い・危険な焼却灰溶融施設はいらない」と、市民とともに取り組んできました。昨年8月に住友重工との契約解除に追い込んだのは、ねばり強い市民の運動と党議員団の共同の結果。遅すぎる契約解除の判断で、市長の責任は重大です。

焼却灰溶融施設はいらない

ダイオキシン検出の事故現場を調査する日本共産党市議団(2010年12月)

2011年5月から溶融施設の試運転を開始するとの連絡が京都市からありました。その一報を受けて、「醍醐の自然を守る会」は本格稼働中止を京都市に申し入れ、広く住民への説明会を開くよう求めました。

1000度の灰の塊が落下

事故現場を調査する日本共産党市議団(2011 年12 月)

トラブル・事故を繰り返した溶融施設。2011年10月には、1000 度の灰の塊が落下し、職員がやけどをする事故も起こりました。市議団は、負傷者が出てしまった事故現場を視察し、「事故続きの溶融炉はいらない」と議会での追及をいっそう強めました。

ごみ減量化に取り組むことこそ今日の課題

「市民の会」のごみ問題学習会で報告(2012年8月)

2012年8月、「市民の会」がごみ問題の学習会を開催。「こんな工夫をして、ごみを減らしている」など様々な意見が参加者から出されました。私は溶融施設について報告し、「ごみ減量に結びつかない焼却灰溶融施設は中止すべき」と訴えました。

溶融施設からの完全撤退を「市民の会」が申し入れ

「市民の会」の申し入れに同行(2013年8月)

昨年8月、京都市が住友重工に対し、「約束の期限内の引き渡しが不可能になった」として、契約解除を通告したのを受けて、「市民の会」が市長に対して溶融施設からの完全撤退を申し入れ。「溶融施設に使った175 億円をすべて返還してもらうべき」「市長は市民に謝罪し経過を報告すべき」と求めました。

あいつぐトラブル
焼却灰溶融施設の工事

2009年12月 耐火レンガの不具合が発生し試運転が2カ月遅延
2010年4月 排水から基準値の42倍ものダイオキシン類を検出し、試運転を中止
2010年5月 住友重工が工事遅延を京都市に申し入れ
2010年9月 くらし環境委員会で住友重工を参考人として招致し意見聴取
2010年12月 2号炉で耐火レンガの亀裂を発見
2011年10月 2号炉の二次燃焼室にダストが堆積し。1000℃の塊が水槽に落下。労働者が負傷。

市長は施設に固執し、何度も住友重工と
協議するも、決断せず

2011年11月 市長が住友重工と協議し、「時間をかけて総点検を」と指示
2012年4月 京都市と住友重工が協議したが、「対策案を確立できず
2012年7月 引き渡し期限を「2013年8月末日」とする社長名文書を提出

約束の期日に間にあわず、契約の解除へ

2013年5月 1次試運転を実施
2013年6月 2次試運転を中断(1次試運転時になかった箇所にダストが堆積)
2013年7月末 京都市が「期日としていた本年8月までに引き渡しを受けることは不可能」と判断
2013年8月末 住友重工に対し契約解除を通告

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