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本会議討論

若杉学園母子通園事業廃止についての反対討論

No.6

 議第295号京都市若杉学園の1部廃止条例について反対の立場で討論を致します。

 この若杉学園母子通園事業と言うのは、知的障害のある子どもさんがお母さんと一緒に週に1〜2回通って、お母さんは家庭での療育の方法や悩みの相談を、子どもさんは専門的な教育や療育をうけるものです。

 京都市の「障害者いきいきプラン」では2002年までに心身障害児通園事業を含む重症心身障害児(者)通園事業を10ヶ所つくるという目標を示していますが、現在はまだ5箇所所です。京都市は、早期発見早期療育と言っています。本当にそのとおりです。しかし、今、早期発見をしても療育をするところが全く足りません。障害があるとわかっても、1年以上も待たされると言う例もあります。専門的な療育をうける時期が遅れると、子どもの発達に重大な影響を及ぼします。早期療育を本当に実践するためには、施策の充実・増設こそ求められます。京都市は若杉学園母子通園事業を廃止するとしていますが、これでは現在の5カ所から4カ所に減ってしまい、いきいきプランの目標から後退することになります。市長は昨年の市長選挙のなかで、「障害者いきいきプラン」や「こころのふれあいプラン」に基づいて、ノーマライゼーションの息づくまちづくりを進めます。」とおっしゃいました。あなたはたった1年でもう自分の公約をお忘れになったのでしょうか。児童療育センターができても、目標には程遠い数字ですからこれでは、言っていることとやっていることがさかさまではないでしょうか。ここに母子通園をされているお母さんから寄せられた手紙があります。全文を読みますのでお聞きください。
「子どもの障害がわかってから、母子通園ができるまで1年2ヶ月かかった。情報も何も無く、待たされている事さえ知らなかったが、他都市の話しをきくと、すぐに子どもや親へのフォローがあると言う。健常な0歳から1歳の子どもは成長がめまぐるしい時期。ほかの子の成長を見ては悲しくなり、我が子を外へ出すことすらふさぎ込んでいた。母子通園をしてから子どもの喜びや小さな成長に目を向けられるようになった。

 障害をもつ子が生まれたからといって、親は何もかも初めてで知識も心構えも無い。日々の子どもへのかかわり方から、自分の心のケア、その子を含めた将来の家族設計をしなおす必要もある。その時期に母子通園があることで、親は独りぼっちにならず、その子とともに生きる力を身につけていくのです。」

 市長や理事者の皆さんにもお子さんがおられると思いますが、このお母さんの声をどのように感じられたでしょうか。このままでは、このような不安な日々を送らなければならない親子をさらに増やすことになります。今こそ「いきいきプラン」の早期達成と合わせて、京都市の療育体制をどう作っていくのか、明確な方針と見通しを示すべきであって、このような安易な廃止は絶対にやめるべきであることを指摘して議第295号に対する反対討論を終わります。